手裏剣とは? 〜忍者の護身術〜
忍者は過去の日本で諜報・暗殺・工作などを実行していた人々です。
忍者は実に多様な武器や術を使って戦闘を行っていたとされています。
その武器の中でも「手裏剣」は最も有名な武器の一つです。
本稿では、忍者が戦闘に使用した手裏剣が実際にはどのようなものだったかについて紹介します。
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1. 手裏剣の起源
手裏剣は戦国時代(15・16世紀頃)には使われていたとされています。
現代では手裏剣は投擲して積極的に敵を殺傷する武器であるイメージが強いです。
しかし、実際の忍者は逃げる際に敵を撹乱するためにばら撒いて用いることが多かったようです。
要は手裏剣は使い捨ての補助的な武器であったのです。
現代は、そんな手裏剣の暗殺武器としての技術が多くの愛好家によって受け継がれています。

2. 手裏剣術の種類
手裏剣術はその目的で大きく分けると「留手裏剣(とめしゅりけん)」と「責手裏剣(せめしゅりけん)」の二種類があります。
留手裏剣
敵を足止めするための手裏剣術です。
投げる物には殺傷能力よりも撹乱する性能が求められます。
「忍手裏剣」、「静定剣」、「乱定剣」の三種類があります。
この三つの違いは、逃亡の際に敵に何を投げるかです。
忍手裏剣では手裏剣を投げます。
静定剣では短刀・包丁などを投げます。
乱定剣では茶碗や砂など、周りにある物を咄嗟に投げます。
責手裏剣
敵を攻撃するための手裏剣術です。
投げるものには殺傷能力が求められます。
「火勢剣」、「薬剣」、「毒剣」の三種類があります。
こちらも留手裏剣と同じく、投擲する物が違います。
火勢剣では火薬や火矢を投げます。
薬剣では目潰しや眠り薬を投げます。
毒剣では手裏剣に糞尿や毒を塗ったものを投げます。

3. 手裏剣の形状
手裏剣はその形状から「平型手裏剣」と「棒手裏剣」の二種類に分類できます。
平型手裏剣
皆さんがよく想像する平たい手裏剣です(右のイメージ)。
回転させながら投擲することで安定し、棒手裏剣に比べて高い命中率を誇ります。
しかし、回転している都合上、風切音で敵に攻撃が察知されるという欠点もあります。
棒手裏剣
棒状の鉄の先を尖らせた手裏剣です。
殺傷性・携帯性に秀でています。
また、投擲音が小さいことも特徴です。
ただし、投擲の難易度が高いという欠点もあります。

4. 手裏剣の投げ方
最もポピュラーな平型手裏剣の投げ方を紹介します。
まず利き手の人差し指と親指で手裏剣を挟んで持ちます。
あとはボールを投げるように、的をめがけて投げるだけです!
コツは手裏剣をまっすぐ立てて投げること。
そして、投げる時に手首をフリックして手裏剣に回転をかけることです。
最初はなかなか難しいですが、うまくいった時の快感は相当なものです。

5. 手裏剣を体験できる場所
東京の浅草・原宿、京都の祇園、大阪の道頓堀には忍者体験カフェがあります。
このカフェでは手裏剣の修行を忍者服を着て体験することができます。
手裏剣の他にも、刀や吹き矢などの扱い方も学べます。
忍者をイメージした特別なフードやドリンクも魅力的です。

6. 折り紙での手裏剣の作り方
折り紙は紙を折るだけで様々な物の形を作る日本の伝統文化です。
この折り紙では手裏剣も作ることができます。
以下の動画を見れば、紙一枚で誰でも簡単に手裏剣の完成です!
7. まとめ
手裏剣は典型的な十字のものから、棒状のものまで実に多くの種類がありました。
忍者の武器と言えば手裏剣ですが、実際に使用頻度は高くなかったとされています。
忍者たちは手裏剣を「奥の手」として使っていたのでしょう。
そんな忍者の象徴とも言える手裏剣を、ぜひ忍者体験カフェにいらして体験してみてください!
私たちについて
東京の浅草・原宿、大阪、京都にある忍者体験カフェを運営しています。
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特別な思い出をぜひ写真や動画に撮って楽しんでください。屋内の施設なので、雨の日でも、暑い日・寒い日も楽しめます!
「忍者になってみたい!」と思う方はぜひお越しださい!
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